専門外来
高血圧外来
生活習慣の見直しが血圧コントロールにはとても重要です。
6つのポイント
ポイント1 | 減塩 | 塩分6g/日未満に まずは8g/日未満に |
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ポイント2 | 野菜・果物・お魚 | 積極的に摂取を |
ポイント3 | 減量 | BMI 25未満に BMI=体重÷身長(m2)÷身長(m2) |
ポイント4 | 運動 | 有酸素運動を30分以上毎日 |
ポイント5 | 節酒 | お酒一合以下に |
ポイント6 | 禁煙 |
循環器専門医の立場から、日常生活における具体的なアドバイスや治療薬の調整を行っていきます。治療薬は9種類ありますが、臨床のエビデンスや個々の病態・血圧の変動パターンに応じて使い分けていきます。
なかなか血圧のコントロールがうまくいかない方は、循環器専門医にご相談ください。
2014年に日本高血圧学会治療ガイドラインが改定されました。
透明性を高め、十分な科学的実証データに基づいた治療の指針が示されています。
ポイント1. 家庭血圧の重視
135/85未満に
まず、自宅で血圧を測ることから始めましょう。
そして、血圧手帳にグラフとして記録してみましょう。
ポイント1. 家庭血圧の重視
135/85未満に
まず、自宅で血圧を測ることから始めましょう。
そして、血圧手帳にグラフとして記録してみましょう。
ポイント2. 診察室血圧定義の変更
高血圧 診察室血圧 140/90以上
家庭血圧 135/85以上
ポイント3. 合併している疾患に応じた目標血圧の設定
糖尿病・腎臓病・心臓病・脳梗塞・年齢(75歳以上)
この40年間 血圧のお薬が大きな進歩を遂げ、皆さんの減塩の意識も高まり、 年齢を問わず、収縮期の血圧(上の血圧)は大幅に改善されました。脳卒中・心臓発作による死亡率低下にも大きく貢献したと考えられています。
しかしながら、男性 40歳代・50歳代の拡張期血圧(下の血圧)は、この40年間ほとんど下がっていません。肥満や糖尿病 深夜型の生活などが影響している可能性が考えられます。おうちで血圧を測られる際には、ぜひ下の血圧に注意を払ってみましょう。
文献:
1)日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン作成委員会:高血圧治療ガイドライン2014. ライフサイエンス出版, 2014.
2)Miura K, et al:Epidemiology of hypertension in Japan:where are we now? Circ J 77 : 2226-2231, 2013.
胸痛外来(要予約)
胸の痛みは、狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患以外にもさまざまな原因で起きます。当院が”心臓より全身” ”全身より心臓”を重視する由縁です。時間をかけて問診・診察・検査を行いますので、予め予約をお願いしております。
不整脈外来(動悸外来)
普段心臓の鼓動を自覚することはあまりありません。それだけに一旦感じるようになるととても不安を感じるようになります。心配ないものから深刻な不整脈までさまざまです。
そのためには、まずご自分で脈が診れるようになることが大事です。当外来では、ご自分で脈が診れるようアドバイスしてまいります。
不整脈が実際にある場合、それを心電図で補足し診断することが重要になります。
必要に応じて、携帯型心電図の貸し出しや24時間心電図検査を行い、診断とリスクの評価を行い、治療を決定していきます。
心房細動という不整脈が見つかった場合には、適切な治療をおこなわないと、5~7%/年の率で重症な脳梗塞を発症します。
不安になりすぎないように、しかし、放置しないよう適切な診断と治療を受けてください。
心不全外来(息切れ外来)
心臓のポンプとしての機能が低下してくると、息切れやむくみを感じるようになります。
こうした状態を心不全と呼びます。しかし、貧血や呼吸器(肺や喘息) 甲状腺 腎臓病 高血圧 膠原病や感染症など、心臓以外の臓器や疾患でも、息切れやむくみが生じます。
当院が”心臓より全身” ”全身より心臓”を重視する由縁です。心臓だけでなく全身を診ながら、診断と治療を行ってまいります。
ペースメーカー外来(要予約)
ペースメーカー植え込み術を行ってきた経験を生かして、ペースメーカーの定期的な点検と調整を行います。事前に機種などの情報が必要なため、予め電話での予約あるいは受診をお願いします。診察当日、ペースメーカー手帳をお忘れのないよう。
心エコー外来(要予約)
- 心雑音
- 心電図異常
- 動悸や息切れ
- 胸痛や胸の圧迫感
といった異常が指摘されている方や症状のある方には、超音波検査(エコー検査)により心臓の動きや構造変化を調べ、原因を探ります。
時間をかけて行う検査のため、予め予約をお願いしております。
咳外来
近年、長引く咳でお悩みの方が増えております。
咳のポイント
- ポイント1 咳の持続期間
- ポイント2 かぜ症状の有無
- ポイント3 痰が出るか
- ポイント4 いつ・どのような状況で咳が出やすいか
こうした咳の特徴を丁寧に整理していく必要があります。
また、結核のような感染性の咳・肺がんや間質性肺炎など悪性の咳・喘息の咳などを見落とさないようにする必要があります。
なかなか咳がとれないとお悩みの方はご相談ください。